PROCESS

製法のこだわり

DIRECT FLAME

地釜製法とは

一力食品では、約200リットル入る大きな地釜に豆乳を入れ、釜の下から直接火を当てて炊き上げる「地釜製法」を大切にしています。
豆腐づくりにおいて、地釜を直火にかけて加熱する方法は、古くから使われてきた製法です。現在では蒸気を利用した加熱方法が広く使われていますが、一力食品では今も地釜に直接火を入れ、豆乳を炊き上げています。
直火は、火の当たり方や豆乳の状態を見ながら調整する必要があります。
釜の中の様子を見て、火加減を変える。
豆乳の状態を確かめながら、その日の炊き上がりを見極める。
手間のかかる製法ですが、私たちが地釜を使い続けるのは、沖縄で受け継がれてきた豆腐づくりの味わいを大切にしたいからです。
沖縄のシマ豆腐については、地釜で豆乳を直接加熱することで、香ばしい香りと豊かな風味が生まれることも伝えられています。
火を見て、豆乳を見て、その日の状態を見極める。
それが、一力食品が大切にしている地釜製法です。

項目 一力食品の地釜製法
釜 約200リットルの地釜
加熱方法 釜の下から直火で加熱
火加減 豆乳の状態を見ながら職人が調整
特徴 地釜で直接加熱し、丁寧に炊き上げる
受け継ぐもの 沖縄の昔ながらの豆腐づくり
SEAWATER

海水へのこだわり

沖縄の豆腐づくりと、海。

その関係は、昔から続いています。
かつて沖縄では、家庭でも豆腐がつくられ、豆乳を固めるために海水を使う製法が受け継がれてきました。
一力食品でも、その沖縄の豆腐文化を大切にし、にがりと海水を使って豆腐を仕上げています。
もちろん、海から汲んだ海水をそのまま使うわけではありません。
自社の海水ろ過設備を通し、適切に管理した海水を使用しています。
大豆と、水と、火と、海。
沖縄の暮らしの中で育まれてきた豆腐づくりを、現代の衛生管理とともに受け継いでいく。
海の恵みを、沖縄の豆腐へ。
それが、一力食品が海水にこだわる理由です。

海水とにがりで固まった豆腐をよせる ※ 沖縄の海の写真は差し替え予定
SOYBEANS

大豆へのこだわり

豆腐の味を支える、大切な原料のひとつが大豆です。
一力食品では、つくる豆腐の特徴や用途に合わせて大豆を選び、それぞれの持ち味を生かした豆腐づくりを行っています。
海外向けに開発した豆腐缶詰には国産大豆を使用。
県内スーパーなどで販売する豆腐には、アメリカ産・カナダ産の大豆を使用しています。
産地だけで良し悪しを決めるのではなく、つくる豆腐に適した大豆を選ぶこと。
そして、仕入れた大豆は適切な環境で保管し、品質を管理したうえで製造に使用しています。
大豆の持ち味を見極め、豆腐にする。
それが、一力食品の大豆への向き合い方です。

※ 国産大豆の使用は豆腐缶詰に限ります。

水に浸した大豆
HOW WE MAKE

一力食品の豆腐づくり

大豆を挽き、生のまま搾り、地釜で炊き、海の恵みで固める。
沖縄で受け継がれてきた島豆腐の製法を大切にしながら、
一力食品は今も、人の目と手で豆腐をつくっています。

洗浄・浸漬 01

洗浄・浸漬

大豆を洗い、水に浸す。

豆腐づくりは、大豆から始まります。
使用する大豆を丁寧に洗浄し、水に浸して十分に吸水させます。
大豆の状態を見ながら、豆腐づくりに適した状態へと整えていきます。

磨砕 02

磨砕

大豆を挽き、豆腐のもとをつくる。

水を含んだ大豆に水を加えながら、細かくすり潰します。
こうしてできる、豆乳とおからが混ざった状態のものを「呉(ご)」と呼びます。

生搾り 03

生搾り

炊く前に、豆乳とおからに分ける。

「呉」を搾り、生の豆乳とおからに分けます。
豆乳を加熱する前におからを分離する「生搾り」は、沖縄の伝統的な島豆腐づくりを特徴づける製法のひとつです。

地釜で炊き上げる 04

地釜で炊き上げる

約200リットルの地釜に、火を入れる。

生搾りした豆乳を地釜へ移し、釜の下から直接火を当てて炊き上げます。
火の当たり方や豆乳の状態を見ながら、職人が火加減を調整する。
数字だけではなく、人の目と経験を大切にする工程です。

凝固 05

凝固

にがりと海水で、豆乳を固める。

炊き上げた豆乳に、にがりと適切に管理した海水を加えて凝固させます。
豆乳の状態を見ながら固まり具合を見極め、型に入れる前の「ゆし豆腐」の状態へと仕上げていきます。
沖縄では、伝統的ににがりや海水を使って豆乳を固める製法が受け継がれてきました。

型入れ・成型 06

型入れ・成型

ゆし豆腐を型に入れ、島豆腐のかたちへ。

固まった豆腐を布を敷いた型へ移し、圧力をかけながら余分な水分を抜いて成型します。
こうして、しっかりとした食感をもつ島豆腐へと仕上げていきます。

切り分け・製品化 07

切り分け・製品化

仕上がった豆腐を、食卓へ。

成型した豆腐を商品に合わせて切り分け、それぞれの製品に適した工程へ送ります。
日々の食卓で親しまれる島豆腐から、新たな可能性を広げる豆腐缶詰まで。
一力食品の豆腐として、一つひとつ丁寧に仕上げます。